文学フリマ25告知
文学フリマというイベントが明日あります。
稀風社の新刊はありません。当日は既刊の在庫とフリーペーパーを(たぶん)頒布します。よろしくお願いします。
いわゆる「新刊落ちました」というわけではなくて、今回は主に多忙によりはじめから刊行を見送った感じです。文学フリマは年に2回あるわけですが、それに合わせて年2冊新しい本を作る、というライフサイクルがだんだん苦しくなってきたというのが率直なところで、今後は年1~2冊ぐらいで本を作って出していきたいなという感じがあります。しかしながら、本を作るという営みは多分に身体知によっていて、一度そういうライフサイクルから外れてしまうと、なかなか「よし!やるぞ!」というスイッチが入らなくなりそうだなという気配があって、でもなるべく頑張っていきたいと思っていて、お前の頑張りなんてどうでもいいよと思われるでしょうけれど、そういうモチベーションでいまこの文章を書いています。ただこう、はじめて新刊を作ってない状態でイベントが近づいてきて、なんだか存外に寂しい気持ちがあります。まあでも、同人誌即売会では誰もが平等に「参加者」であるという美しい建前に阿って、これはたぶんコミケ発祥の建前なので文フリでは違うかもしれませんが、当日は堂々とブースに居たり居なかったりするつもりです。
そのほか、G-16の「She Loves The Router」さんの同タイトルの新刊に「夏のみぎり」という文章を寄稿しています。主に谷川由里子さんの短歌についての文章です。
「She Loves The Router」G - 16シー・ラブズ・ザ・ルータ11/23東京文フリ出ます。執筆者は、宇都宮敦、鈴木ちはね、武田穂佳、吉田奈津、堂園昌彦、谷川由里子です。宇都宮さんの巻頭30首「この星の夜」何度よみ返してもすばらしいです。私は準備していた1首評×7「感覚の逆襲」を書きました。ぜひ🎪 pic.twitter.com/8iaz7GD9NS
— 谷川由里子 (@YTanigawa1982) 2017年11月15日
「She Loves The Router」は詳しくは書けませんがすごくいい感じなので、買った方がいいと思います。